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全国の農家から「旬の食材」を「旬の時期」にだけお届けします。
五穀豊穣を司る日本の古い神様の名前が由来です。

UKA(ウカ)という名前は、日本神話に登場する
「ウカノミタマノカミ」に由来するものです。
『古事記』では宇迦之御魂神(ウカノミタマノカミ)、
『日本書紀』では倉稲魂命(ウカノミタマノミコト)と記され、
稲荷神社の主祭神として祀られ、
五穀豊穣の神様として広く信仰を集めていることでも
よく知られています。
「農と食にまつわることをいろいろと手掛けたい」と
考えるなかでその名前と巡り合いました。

UKAは2013年頃から、農家さんを中心に
多くの「農や食に携わる人々」との出会いに恵まれてきました。
どなたも自らの信じるところを大切にしながら、
日々、土や自然と向き合い、
その声に耳を傾けている方ばかり。
その真摯な姿に心を動かされ続けてきました。
喩えるならば、宮崎駿さんの作品世界から飛び出して、
ナウシカが目の前に現れたかのような感覚です。
自然に想いを馳せ、
積み重ねた叡智と弛まぬ努力で事に臨み、
憂う時でも希望を見つけて
ユーモアと思いやりを持って試行錯誤する。
そのあり方は「わたしたちのこれから」にも
光を当ててくれるものではないでしょうか。

大地の力を凝縮したような瑞々しい野菜を育てたり、
豊かな稲穂を実らせて辺り一面を金色に輝かせたり、
味噌や醤油といった馴染みある食べ物を
古くから伝わる手法で丁寧に仕込んだり、
新しい発想で誰もが喜ぶ食べ物やお菓子を生み出したりすることは、
残念ながらUKAには(今のところ)できません。
それでも、「ナウシカのような人たち」が作ってくれる
美味しい食べ物を、多くの皆さまにご紹介することができます。
野菜やお米、加工品を通じて、
作り手の方々の「想い」まで届けることができれば、
それはとても嬉しいことです。

お裾分けは一つの文化です。
自分が知る価値を近くの人に少しだけ分け合うことで、
そこに新しい関係性が生まれます。
旬の季節に旬の食べ物をお届けするのは、
UKAからの「お裾分け」です。
場所は違えど、作り手とUKAと皆さまが、
同じ時に、同じ実りをいただく。
目には見えない大きなテーブルを
共に囲んでいるような想像をしながら、
「あぁ、今年もあの実りの季節が来たんだね」と
喜びを分け合えるよう、
これからもたくさんの「旬」を
ご紹介させていただければと思っています。
皆さまの暮らしに、
美味しい風物詩と
素晴らしい作り手の存在が増えますように。