瑞々しく表情豊かな野菜や、ずっと眺めていたい愛らしいハーブに出会うと、

「どんな人が、どんな場所で、どれだけ手をかけて育てているのだろう？」と、きっと知りたくなることでしょう。

UKA greengrocerでは、私たちが敬愛する野菜やハーブの作り手のもとを訪ねるAgritourismをお届けします。

Agriculture（農業)とTourism（観光)を組み合わせた Agritourism。

Agritourismを始めたのは、

「この野菜は、こんな素敵な場所で育てられていたんだね」

「これだけ気持ちのいい環境で育てられたら、それは美味しいはずだよね」

「この方が育てたものを、ぜひ毎年食べたいね」

という、純粋な驚きや心からの感動を多くの人と分かち合いたいから。

UKA greengrocerには、農家の方々との間に培ってきた他にはない関係性があります。

普段は足を踏み入れることができない畑やハウスに招き入れてもらったり、

採りたての食材で手料理を振舞ってもらったり、と

農家の魅力が存分に感じられるような特別なプログラムをご用意します。

自然と農家が織りなす世界観を、五感を通じて味わい尽くす。

農家だけが語ることができる話から、意思と感性で新しいことを学び取る。

時には一緒に作業することで、力になれた喜びや晴れやかな気持ちが芽生える。

わたしたちが考えるAgritourismは、新しい自分とも出会える、この上ない機会です。

あなたがこの小さな旅で目にする花の美しさ、ハーブや野菜のフレッシュな香り、耳に届く風の囁き、

虫や鳥の声、陽の光、木陰の静けさは、その時期、その場所、その時間だけにしかない特別なものです。

自然のエレメントに触れることで、毎日の中で忘れがちな感性が開き、

ふとした瞬間に新たな視点や視座が得られることもあると思います。

「且坐喫茶（しゃざきっさ）」。

これは「まあ、少し坐ってお茶でも飲んでいきなさい」という意味の禅語。

忙しい日々のなかでも、少し立ち止まって一服の茶を愉しむ時間を持つことの大切さを説いたこの言葉は、

自身の日常とは違う世界を生きる自然環境、植物、農家といった他者を知ることで、

自分の中に生まれる感覚を感じ取る時間や受け止める余白を持ってほしいという、

私たちのAgritourismに託す想いにも通じるところがあります。

田畑が纏う雰囲気や醸し出す世界観は、自然環境や作り手によって全く違ったものになります。

それは「作り手が大切にしているもの」が、否応なく滲み出てくるからではないでしょうか。

一つとして同じ顔を持つもののない田畑、そして、そこで育まれる野菜、米、果樹、ハーブなどの作物は、

人と自然環境が織りなす、ある種のアートと言い換えても良いほどです。

Agritourismでの体験を通じ、

作り手の人柄、育てられた環境、そこに流れる豊かな時間を知ることで、

毎年手元に届く、美しく美味しい芸術作品をより一層楽しみに待ってもらえたら嬉しく思います。

ぜひ、UKA greengrocerのAgritourismでお会いしましょう。